Thu
05/08
2008
待ち望んだ訪れ

彼はニコニコと微笑みながら、玄関まで出迎えている私に、花束を差し出した。
「この青年だ、娘のお相手は!」
その後をくっ付く様に、娘もニコニコと笑いながら入って来た。
男性から花束を貰うのは数十年ぶりだ、私はとても嬉しかった。
ー娘が気をきかしたのだろう・・・その花はオレンジ色で娘の好きな色だったー
お正月に来る予定だったが、仕事の都合で来れなくなったので、その時は今日となった。
GWに日取りが決まってからの休日は、窓拭きや玄関に水を流してブラシでゴシゴシなど
日頃余り手をかけてない所の大掃除で、腰が抜けるくらい疲れたが、
きれいになっていくわが家は、とても気持ちがいいものだった。
さて、お料理は何にしようか・・・?とさんざん考えたあげく、
博多名物の「水炊き」にしようと決めた。
色々と話している内に、彼に娘のアルバムを見せる事を思いついた。
娘がお嫁に行く時に持たしてあげようと、二十数年前に私が作ったアルバムだ。
生まれた時から2歳くらいまでを撮ったもので、もちろん娘もまだ見たことが無い。
彼は、とても見たい様子だった、 ー好きな人のまだ会えなかった子ども頃、見たいものだろうー
二人で仲良く「キャー可愛い!」とか「これ私何歳くらいの頃?」とか私に聞いたりして、
とても楽しそうに見入っていた。
水炊きも沢山食べて、特に野菜のお代わりをしたのが、健康的だった。
明日は彼の実家に娘を連れて行く予定だ。
帰り際に深ぶかと頭を下げて、彼と娘は大阪に帰って行った。


