Mon
01/21
2008
誠実なお人柄

写真提供 フリー素材屋Hoshino
米国・シカゴのラッシュ大学メディカルセンターのR.ウィルソン博士らの研究によると、
誠実で実直な人ほどアルツハイマー病になりにくいことがわかりました。
博士らは、カトリックの教会や修道院に所属する宗教者で
認知症を発症してない高齢者997名を対象に、1994年に調査を開始しました。
さまざまな質問紙などによる調査がなされましたが、
その中には「約束は常に守る」など12項目からなる、誠実度に関する調査も含まれていました。
その後12年間に渡って彼らを調査した結果、誠実度の低い人は、
誠実度の高い人に比べてアルツハイマー病になる確率が2倍も高いことがわかりました。
さらに他の性格特性や身体的特性、活動状況などの要因を取り除いて分析しても、
誠実度の高低とアルツハイマー病の発症リスクには大きな関連が見られました。
博士によると、さまざまな性格特性の中でも、誠実度とアルツハイマー病との関連性が一番高く、
アルツハイマー病になるのかどうかに関しては、神経症的性格かどうか、
誠実かどうかの2つが大きくかかわっているそうです。
死後の脳を解剖しても目立った差は発見されず、
なぜ誠実さがアルツハイマー病の発症リスクと関係があるのかは今のところ不明ですが、
ひとつの可能性として博士は、年齢とともに経験を積み、責任が重い仕事をすれば、
通常人は誠実度が増すものであるのに対し、経験に学ぶことなく誠実度が増さない人は、
脳に器質的な問題があり、そのことがアルツハイマー病の発症にも関係しているのではないか述べています。
Archives of General Psychiatry 2007年10月号
医療ジャーナリスト宇山恵子の取材日記より抜粋
神経症:心理的な原因によって起こる精神の機能障害。
器質的病変はなく人格の崩壊もない。病感が強く、不安神経症・心気神経症・強迫神経症・
離人神経症・抑鬱神経症・神経衰弱・ヒステリーなど種種の病型がある。
アルツハイマー病:老年痴呆の一型。
初老期に始まり、記銘力の減退、知能の低下、高等な感情の鈍麻、欲望の自制不全
気分の異常、被害妄想、関係妄想などがあって、やがて高度の痴呆に陥り、全身衰弱で死亡する。脳に広範な萎縮と特異な変性が見られる。
ドイツの神経病学者アルツハイマー(A.Alzheimer1864〜1915)がはじめて報告。
◆◇誠実なお人柄◇◆
とても興味深い調査結果ですね!
性格が病気に関係するすることが注目されたのはとても古く、古代ギリシャ時代までまでさかのぼると言われています。
例えばなりやすい性格と病気の一例としては、
自分の感情を抑えるタイプの人→ストレスを発散できない→体の防御反応を弱める→免疫力が低下する→ガンになる確率が高くなる。
といった具合に、〜タイプの性格の人は〜の病気になり易いというデーターが、近年になっても多く、上記のような〜タイプの性格の人は、〜の病気になりにくいという情報を知ると、なんだかホッとするのは、皆さんも同じなのではないでしょうか?
すべての人は共通した性格をもっているとされています。
しかし育った環境や経験で、その性格の量的な違いがあらわれ、個人差が生じてきます。
さてあなたは自分自身を、誠実な人柄だと思いますか!?
あなたが誠実なお人柄であれば、誠実さに欠ける人と誠実な人を、見分けることができます。
なぜなら誠実な人からの言動には、思いやりや真心が伝わってくるからです。
相手の誠実さを何時でもキャッチできるように、自分自身も常に、心に余裕を持ちたいものですね。


