皮膚は病気の入り口であり出口である |
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2006/12/14(Thu)
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 今年は落ち葉の季節が早くやって来て、紅葉の時期が短かった事をとても残念に思う。
私が小学校低学年の頃、ちょうど今頃の季節から二月くらいまでの間、学校に通う道すがら近所のおじいちゃんが、着物の上部をはだけて白い息を吐きながら、タオルで背中や腕などをゴシゴシ擦っている姿をよく見かけた 「寒風摩擦」だ。 とても寒いのに運動をした後のように、皮膚が赤くなっていた。 「皮膚を鍛うと風邪を引かんごとなる」とおじいちゃんは言っていたが、確かにそのおじいちゃんは何時も元気だった。
東洋医学の勉強を始めて一年半になるが、東洋医学では「皮膚は病気の入り口であり病気の出口である」と疾病の発生に付いて指摘している。 病気が侵入する経路は、まず皮膚→真皮・皮下組織→血管→筋・腱→骨→六腑(胆・小腸・山焦・胃・大腸・膀胱)→五臓(肝・心・脾・肺・腎)の順となる。 病気が回復していくのはその逆で、臓器が回復しそして最後に皮膚から抜ける。
体全体を包んでいる最も大きい器官である皮膚、皮膚を強くすれば病気を、第一番目の侵入口でくい止めることが、可能と言うことになる。 特に背中は経穴(ツボ)の宝庫、背中をタオルで擦ったり、指で引っ張ったりすることで、臓器に良い刺激が伝わり“気血の流れ”もスムーズになり、強い体質となって行く。
娘が保育園に通っていた頃、冬になると体操パンツいっかんになって、お友達と背中をタオルでゴシゴシ、とっても楽しそうに寒風摩擦をしていた様子を、ほほえましく思い出す。 「あの頃までは東洋医学の思想が、日本の一般に深く息づいていたんだなあ」と良き時代を思い起こさせる、落ち葉の季節である。
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